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記憶術

脳がどのように働くから記憶が形成されて、シナプスが・・などという脳の仕組みについては、私は興味がありませんので省いてしまいます。記憶のメカニズムを知ったところで記憶力が良くなったりはしないからです。記憶術については、大きく分けて2つのポイントがあると思われます。

1つは、記憶する際の技術です。これは術というぐらいですから普通ですね。記憶する際には、より印象に残るような様々な方法がありますし、実際に効果があると思います。しかし私が思うに、多くの記憶術が述べている方法論は、実は精神面に訴えかけるものが大きいのです。

突然ですが、皆さんは何かを記憶する事が得意ですか?これに対して自信満々にYES!と言える人はそれほど多くはないと思います。むしろ、自信を持ってYES!と言えるならこんなサイトをじっくり見る必要がないでしょうけど^^;



記憶に関するほとんどの問題は、実はここに集約されるんじゃないかと考えています。記憶する事が苦手だと自分で思っていれば、苦手意識が記憶するという行為に対して自信を失わせてしまう。逆に、記憶するという事が楽しい、とか自信がある、という人ほど、記憶力は強くなっていく。

記憶術というのは、記憶する事って実は楽しい事なんだよー。ちっとも難しくないし、怖くもないんだよ。と思わせれば、ほぼ勝ったようなものです。

皆さんの周りで、記憶力が良いな〜と思う人を観察してみてください。どこかで記憶する事を楽しんでいるような面がありませんか?また、全体的に見ればそれほど記憶力が高いと思えないのに、ある特定の分野になると凄まじい知識を持っている人もいますね(オタクとも言う?笑)私の周りにもいました。

ゲームのことになると、ものすごく細かいところまで覚えているんですね(特に美少女ゲームとか・・)。これは何よりも、記憶というのが能力というよりも、意識のほうが大きな要素を持っている証拠と言えるのではないでしょうか。

そういう心の問題に目を向けないで、ひたすらに脳に良いと言われるようなトレーニングを毎日コツコツと積み重ねていって、(あるいはそれで自信が付く場合は良いのですけど)少し記憶力が上がったかな?と思ったらまたすぐに戻ってしまう(実は過去の私^^;)ようでは、意味が無いのです。



最近、アハ体験なんて話を良くテレビなどで聞きます。これは、脳の進歩というのは何かをコツコツと練習して育てるものではなくて、アハ!という「記憶したり変化を感じたりする喜びや楽しさを感じる事」によって、能力を伸ばすという、実は脳というより意識に訴えかけているのではないかと感じます。

さて、ではどうやったらこの記憶に対する苦手意識を取り除けるのか?(苦手意識を取り除くというより、記憶する事を楽しいと感じるようにする)そこで、とても使えるのが語呂合わせやイメージです。また全身の感性を使ったり、連想したり、とにかく記憶するのにその工夫は色々と考え出せます。

細かい技術などは記憶術の先生たちに任せるとして(笑)どんな方法論を選ぶにしても、工夫する事を楽しんでください。工夫した時と、していない時の違いを楽しんでください。その楽しさを発見するたびに、記憶する事の苦手意識や不安は消え去っていくでしょう。



それでは具体的に記憶術や記憶に役に立つ訓練法を紹介していきます。

ワタナベ式記憶術

ワタナベ式記憶術は、渡辺剛彰氏が父親から伝授された記憶術を体系化したものです。
記憶術の概要としては、連想と変換を2本の柱としています。連想とは、ナスビ ママ 財布 アイロン を順番に覚える際に→ナスビがママにかみついた ママが財布を頭に乗せた 財布にアイロンをぶら下げたというように、どんどん連想させていくんですね。

一見へんてこりんな連想ですけど、渡辺氏によると、連想は突拍子もない現実味がないものほどインパクトが強く記憶に残りやすい と述べています。(著書より)

変換とは、覚えにくいものを自分の身近なものに取り替えてしまうということです。具体的には(例えば法律で)債権者→酒屋のおやじ 債務者→恋人の美子さん 債権→酒 取立て→ぶん殴る事というように変換し、覚えやすくしてしまう、という発想です(著書より)

上記の内容は渡辺氏の記憶術の一部に過ぎませんので、興味がある方は調べてみてください。(別にワタナベ式を宣伝したいわけではありませんので・・笑)ワタナベ式の要点は、自分勝手に覚える対象に対してイメージを使って作り変えて、繋げてしまおうということです。そして(これは私が感じたことですが)何よりもイメージしたり変換したりする作業を楽しんでしまおう、ということであると思います。

ワタナベ式が示してくれる記憶に関するヒントは、情報を得る際にいかに印象に強く残すかということです。そのために、イメージを使ってインパクトを強くしたり、自分の体の感覚を使って記憶するモノをより身近に感じるという工夫を体系化した記憶術であるといえます。

学習者の中にはワタナベ式の記憶術がピッタリ来る方がいるかもしれませんし、あまり合わないな〜と思う方がいるかもしれません。要は自分が一番印象に残る方法でインプットできれば、それがワタナベ式であろうと、○○式であろうと問題ないと思います。学習者の数だけそれぞれに合った記憶法がありますので、自分にシックリ来る記憶術を探し育てていきましょう。



思い出すトレーニング

一日の終わりに、リラックスして座り目を閉じて今日一日を振り返ってみましょう。まるで、一日をもう一度体験し直すぐらいの臨場感を持って振り返ってみてください。朝起きた時はその眠気から起きるの嫌だな〜という気持ちまで、食事の時ならそのメニューはもちろん、匂いや噛む感触や味まで細かく思い出してみましょう。

皆さんは映画はお好きですか?せっかく映画館で(レンタル)で見た映画ですから、自分のなかでもう一度再現してみましょう。聞こえてくる音や登場人物の動きから細やかな表情までも再現するつもりでやってみてください。慣れてきたら速度を自由に変えてみます。

朝起きた時に、少しだけ夢を思い出してみましょう。別に顔を洗ってからでも寝起きのままでも差し支えありません。しかし、なるべく起きてすぐのほうが良く思い出せます。

その夢から何かを探ろうとか、何を意味するのか?などと考える必要はありませんただ思い出すことだけに意識を集中します。集中すると言っても、力んで「出て来い!思い出せ!」という風にするのではなく、リラックスして自分の内面を眺めるようにやるのがコツです。

上記の思い出す訓練のポイントは、リラックスすることと、何か別の作業をしながら行わない事です。朝食をとりながら、新聞を読みながら、夢を思い出す訓練をしても意味がありません。ほんの少しだけで結構ですので、そのためだけの時間を作って実践してください。

思い出す訓練をすることによって、(細かい理論は知りませんけど)思い出すためのパイプがどんどん太くなっていきます。何度も繰り返しますが最初から完璧を目指そうなんて思わないで下さい。ただ楽しむことと些細な進歩に気付き喜ぶ心構えが大事です。


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