・全身の感覚に意識を当てる方法
普段どおりに椅子に座った状態で構いません。頭の頂上部から順番に、体の部分を意識していきましょう。頭の頭皮から始まり、ひたい、目、鼻とあらゆる部分に意識を当てて行きます。
その時、緊張している部分があったら、そこの部分を意識して力を抜きましょう。特に、首や肩などは無意識のうちに硬くなっている事が多いので注意深く見て行きます。時間は何分やれば良いと言うものではなく、自分のペースでやっていけばOKです。ただ、急がずのんびりとやりましょう。
最初は、自分でも固くなって緊張しているのかどうかも分からない場合がありますが、何度もやっているうちに、だんだんと分かるようになってきます。もし時間があるなら、足から戻って頭まで戻っていきましょう。今まで自分では気が付かなかった感覚に気付くかもしれません。
慣れてきたら、色々な方法で試してみるのもいいでしょう。意識する部分の大きさを変えてみるとか、左右対称で観察していくとか、工夫次第で色々なバリエーションを作り出せます。
・音に意識を集中させる方法
私達は普段色々な音を聞いていますが、音だけに意識を集中するということは滅多に無いと思います。音だけに意識を集中して、気持ちを落ち着かせて鋭敏な感覚を養いましょう。まず、目をつぶり、軽く深呼吸をします。丹田呼吸法でもイメージを使っても結構です。そして、聞こえてくる音だけに意識を集中します。
それは、近くで工事をしている音かもしれませんし、もっと近い自分の心臓の音かもしれません。隣家の飼い犬が吼える音や、しずかな、あるいはたくましい風の音かもしれません。やっていると、自分が気に掛かっている問題や関心事が出てくるかもしれませんが、その時は気付き次第、また音に戻ってください。訓練を重ねるとより細かい音にも気付くようになってきます。
・味覚に意識を集中
おそらくほとんどの人が、毎日食事をしていると思います。しかし、本当に食事を味わって食べていることは稀ではないでしょうか。テレビを見ながら、あるいは新聞や雑誌を見ながら、また家族と歓談をしながら食事をしているかもしれません。それはそれで全く構わないのですが、少しだけ、より食事を味わうという事に意識を向けてみてはいかがでしょうか。
たとえば、噛むという行為。自分が一体どれぐらい噛んでいるのかを観察してみましょう。自分の子供には良く噛んで食べなさい、と説教する親が実はほとんど噛まずに飲み込んでいるかもしれません。
味はどうでしょうか?せっかくの料理です、いつもより少し良く味わってみましょう。味にはいつもより違いはあるだろうか?温度はどうだろうか?好きなものを食べる時、どう感じているだろうか?嫌いなものを食べる時はどうでしょうか?
味覚とは少し外れますが、観察できるものは他にもあります。自分はどんな姿勢で食事をしているだろうか。匂いはどうなっているだろうか。
いつもより少し意識してみるだけで、色々な発見があるはずです。
視覚を鍛えるお散歩
毎日お散歩を日課にしている方はいらっしゃいますか?暑い夏の夕涼みに風を感じながらの散歩は大変気持ちの良いものですね。
こんな日常の散歩ですら、能力開発の種は転がっています。いつも通る散歩道にも、よくよく目を凝らしてみるとまた違った発見があります。細やかな季節の移り変わりを、自然が表現していることに気が付くかもしれません。気の細かい部分にまで観察をしてみましょう。池を泳ぐ魚を細かく観察してみましょう。上を見上げるならば、色々な特色ある雲が覆っています。
お散歩の時ではなくても、色々な場面で鋭敏な視覚は養えます。会社の通勤途中で、いつもより視覚を凝らしてみましょう。電車から見える風景にも細やかな注意を払ってみましょう。その意識が、感覚を鋭敏にしていくはずです。
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