潜在意識って何だろう?実は私もよく分かりません(笑)はっきりとこれが潜在意識である、と言える人は誰もいないと思います。ユングの心理学によると、意識を3つに分けて考えています。顕在意識、個人無意識、集団無意識です。
顕在意識とは、私たち個人個人がはっきりと認識できる意識です。個人無意識とは、一人の人間がオギャーと生まれてから生きてきた全ての記憶を含んだ領域です。ユングは、意識を氷山に例え、顕在意識は海上に見える氷山の一角に過ぎないと表現しています。
集団無意識とは、地球上、あるいは宇宙の全てが詰まっている領域で、この領域では全ての人が?がっていると言われています。もちろん、先ほど述べたように意識というものが科学的に証明されていない以上ユングの心理学も一つの仮説であるに過ぎません。
しかし、私たちが生きている中での経験上、同感できる人も結構いるかと思います。もちろん同じぐらい、全く信じられない人もいると思いますけど・・。例えば、夢で見た世界が、近しい人ととても似ていたとか、ある人のことをふと考えていたらその人から電話が掛かってきた、というような話は身近でも経験したり聞いたことがあるのではないでしょうか。
潜在意識の話に戻ります。(潜在意識は個人無意識のことを指しています)この領域には、その人が生まれて今まで生きている中での全ての経験が詰まっていると述べました。それは、人が重大な事故を起こした時や臨死体験で、今までの人生が走馬灯のように自分の中を突き抜けていくという話は、一度ぐらいは聞かれたことがあるかと思います。
私たちの行動や考え方は、良くも悪くも潜在意識の影響を受けています。成功や栄光の記憶は、私たちに自信を与え、行動を積極的にします。しかし、失敗の記憶は私たちの自信を喪失させ、恐怖を植えつけます。小さな頃に車にぶつかって手痛い記憶を持つ人は、車に対して大きな恐怖を抱くでしょう。何か悪さをして、暗い小さな部屋に閉じ込められれば、閉所恐怖症になってしまうかもしれません。
もちろん、これは人間の健全な学習能力であるといえます。学習能力により、私達は信号が赤ならば車を止め事故を避ける事ができます。悪い事をしたら罰せられる事を知り、人は自分の行動を抑制します。学習能力がなければ、私たちの手は料理をするたびに火傷だらけです。
しかし、この学習能力は潜在意識に不必要な不安な恐怖感を植え付けもします。私たちがスポーツをする時に、頭にはしばしば失敗のイメージが浮かんできます。スイングをする際に、見たくもない池が脳裏にチラチラと浮かんでくるでしょう。テニスをしていても、さっきの失敗ショットのせいで、おもいきったプレイを出来なくさせます。暗闇に中で、見えもしない幽霊をイメージして一人恐怖を感じます。
記憶に刻まれた失敗の経験は私たちの潜在意識から呼びかけます。「私にはできない」「私は失敗してしまうに違いない」内なる自分の声が、私たちの行動を制限してしまいます。私たちが生まれながらに持つ、無限の可能性と積極性を引き出すためにはこれらの不要な不安な恐怖を取り去って、潜在意識を掃除する必要があります。恐怖や不安を浄化して、自信と積極性を作り出す土台を作っていきましょう。
具体的な潜在意識の掃除方法
内観
内観とは、言葉の通り自分の内を観るということです。ん?ちょっと待ってよ。潜在意識の浄化をするんだよね?見れないから潜在意識って言うんじゃないの?と疑問に思う人がいるかもしれません。通常では潜在意識ははっきりと見ることはできません。しかし、心と体をリラックスすることにより、自分の顕在意識を沈める事ができれば潜在意識に触れることが可能になります。
リラックスして、座ってください。座り方などは自分が楽な姿勢で結構です。目を軽く閉じましょう。なるべく背は伸ばしたほうが良いですが、無理はしないで下さい。心を静めるために、前述した呼吸法などをお使い下さい。
あとは、ひたすらに自分の内面と向かい合うだけです。良く知られている内観方法では、まずは自分と両親との関係性から記憶を振り返りだんだんと対象を広げていきます。兄弟、親友、同級生・・・など。
記憶を振り返れば、とても苦しい思い出が出てくるかもしれません。しかし、自分を責めないでください。あるがまま見つめることです。あくまでも自分を第三者から見ているように、見つめてください。
潜在意識の掃除というのは、別に記憶を消し去る事ではありません。むしろ、記憶を客観的に、あるがままに見つめる事によって、記憶に一緒にくっついているネガティブ(消極的)な思いを掃除していくのです。特に何か特別な儀式などをしなくても、自分の意識ではっきりみつめて認識することによってそれは浄化されていきます。
思いの中にはとてもしつこく、なかなか受け入れられないものもあるかと思います。それは、自分が思っている(思っていた)強さに比例して、あなたの中にとどまり続けようとします。しかし、粘り強く、何度も客観的に見つめる事によって、いずれは消え去っていきます。
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